ピュアオーディオスピーカー試聴レビュー

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トランス式アッテネーター製作




FE系アモルファスカットコアを使用した手巻きのトランスを購入して、ずっと気になっていたトランス式アッテネーターを自作した。

ただし、アルミシャーシに穴を開ける際にポンチでセンター出しをしていたものの手持ちの電動ドライバーがぶれまくって、設計通りにはいかなかった。
シャーシの穴開けは難しい。

最低限の内部配線だけを施して、試しにプリアンプに替えて接続してみると、極めて高いS/Nに驚く。
トランスなのでアイソレーション効果があるのかノイズレスになる。
※これまでのプリアンプでもノイズを感じることは無かったが、より静かになった。
音素にまとわり付くノイズが消え失せたので、音素の粒立ちが良くなり、細かい音がよく聴こえるし透明感も出る。
不純物が取り除かれて、密度が上がる感じ。
響きのグラデーションもより感じ取れるし、高域が伸びやかで抜けが良く色乗りに優れる。
低音量時に音が滲まないのも魅力。
静かにはなるが、大人しくなる訳では無い。
雑味は減るが、綺麗にまとまる訳でも無い。
個性がある音色でも無く、普通の音なのに常に音素から美しさを感じ取れる。

自作すれば安価にも関わらず劇的な音質向上が見込めるので、パワーアンプへの接続はトランス式アッテネーターで終わりにしても良いと思う。

ちなみにトランス製作者に「ファインメットコア」、「アモルファスコア」、「オリエントコア」の音色の違いを尋ねてみたが、「カーボンでのVRに比べ、非常にハイレベルの状況になっておりますので、音質は極端に変わりません。」との回答だった。

作成方法はココを参考にすると良いです。
英語ですが、画像も配線図も掲載されているので、非常に参考になります。


自分はアルミシャーシにタカチ HEN110820Bを使用しました。
想像以上にしっくりきたので、もう一度作り直そうかと迷っていて未だに完成していません。。

★今回使用したアルミシャーシの購入はこちら★

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KENWOOD DP-1100SG購入




1987年発売のKENWOODが誇る名機DP-1100SG。
1988年発売のKENWOOD DP-8010も所持しているが、コストカットされる前のモデルを是非とも聴いてみたくて購入した。




購入した筐体はカバーに傷や錆が散見されたので、ダイソーのラッカースプレー(マッドブラック)で塗装した。




薄く吹き付け、乾いたら再度薄く吹き付けることを繰り返すと良い。
横着せず、事前のやすり掛けを丁寧にやっておけば、もっと上手くいったと思われる。

音色はKENWOOD DP-8010よりも低域の力感に優れており、ツイントランス(EIコア)の効果が伺える。
徹底した防振対策を施していて、かつ堅牢なメカを持ち、銅箔スチコンを多用していたりとKENWOODがこのモデルに注いだ意気込みを垣間見ることができる。

高域はKENWOOD DP-1100SGの方がドライでメタリック。
中高域の透明感は同等、厚みや繊細さ、切り込みの良さはDP-1100SGが勝り、ボーカルの情感の表現力でDP-8010を圧倒する。
弦楽器も良いが、ピアノの響きが非常に良い。
DACはバーブラウンPCM56のKランク(最高位)。
抵抗ラダー型マルチビットDAC搭載機の持つ線の太さをありありと感じる方では無いが、明るさと軽快さを持った爽快な音色。

この時代のCDプレーヤーの音が最も自分の好みに合うようだ。

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KENWOOD 700C(TRIO 700C)購入








TRIOが1974年に発売したプリアンプ。
国内向けがTRIO 700Cで海外向けはKENWOOD 700Cのはずだが、この筐体は前面がKENWOODブランドのパネルで裏面ラベルがTRIO 700Cの国内向け100V仕様なので珍しい。

長い間使用しているROTEL RC-1070に比べると艶が少ないが、鮮度が良くやや乾いた非常に明るい音色で、キレの良さを感じる。
中高域がクリアで透き通る美しさを持ち、かつ音の響きに優れている。
音に張りが有り、細かい音もよく聴こえる。
CDを聴いてもレコードを聴いても同様の音色。
特別高級なフィルムコンデンサを使用してメンテナンスされた訳では無いけれど、今の自分が探していた音がする。

ちなみに、ボリュームが抵抗切り替え式多接点アッテネータの為、単体での細やかな音量調整が難しいので、パワーアンプ側のボリュームと組み合わせて調整すると良い。
なお、小音量でも音痩せが少ないのは、抵抗切り替え式多接点アッテネータだからだろうか。
幾分もっさりしている音色だが、低域が豊かで力強く艶の有るDENON POA-3000に合わせるのが良かった。
また、シングルエンドA級動作のヘッドホンアンプを持ちヘッドホン出力の音が極めて良い。

44年前の装置なので当然メンテナンス済みだが、海外のフォーラムを読むとコスト削減の為に使用されたと思われる信号経路上の電解コンデンサを全てフィルムコンデンサに交換すると設計者が意図した真の姿になるらしい。

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DENON POA-3000購入






少し前に購入した純A級アンプのPIONEER M-22が非凡な表現力を魅せるので、A級アンプだから優れているのかを確かめたくなって、オーディオショップでのメンテナンス暦があるDENON POA-3000を購入した。
フルレストアしたPIONEER M-22を譲ってくれた方がDENON POA-3000もフルレストアされていたので、故障したら修理に出せばいいやと安易に考えたのもある。

DENON POA-3000のレビューは以下のとおり。
1979年に発売されたDENONの名機。
暖色で優しく、穏やかで有機的な音色。
一聴して音色の温度感がSANSUI AU-D907Fに良く似ていると感じた。
A級アンプらしく音素が細かく、芯を持つのにエッジに柔らか味が有りしなやか。
倍音表現にも優れ、響きが良い。
低域が特徴的で力強さと量感の豊かさが魅力。
中域の密度が高く、高域は少し煌く。
やや音素の境界に曖昧さがあるが、グラデーションが美しい。
PIONEER M-22よりDENON POA-3000の方が音素の拡がりが良好で、S/Nも僅かに高く無音が音になる静けさを持つ。
解像度や表現力はPIONEER M-22の方が上なのは、フルレストアしているからかも。
なお、現代の同グレードのアンプに比べると解像度に劣ると思われる。
PIONEER M-22とは異なる方向性の音だが、このアンプもまた同様に惚れ惚れする音色がする。
やはりA級アンプは音素が細かい上に良質の響きを持っていて、自分の好みに合う。

パワーアンプ直結だとフラット過ぎて表情が乏しくなり面白みが無いので、好みの音色を持つプリアンプを入れた方がこのアンプのバランスの良さ、基本性能の良さが一層映えるだろう。

但し、有信号時の消費電力が730Wで全くエコではない。
長時間使用しているとヒートシンクから暫し「カキン!」と膨張音がする。
ちなみに筐体はDENON POA-3000も相当高温を発するが、PIONEER M-22の方が熱くなる。
それから重量が35kg以上あるので、移動させるのが辛い。

★DENON POA-3000を購入するならこちら★

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