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TRIO LS-202の吸音材交換
TRIO LS-202を2セット所持しているが、いずれも内部から同じ匂いがするので、吸音材を入れ替えてみた。
同じくらい古いスピーカーでもSONY SS-G3は全く匂いがしないので、このモデル特有の何かがあるのであろう。
エンクロージャを特殊な溶剤で固めているみたいなので、そこに原因があるようだ。


・可能な限り、元の素材と同じ寸法・重さの吸音材を使用


・ニードルフェルトの劣化が著しい




・一部グラスウールはそのまま使用


・1セットをリファレンスにして調整

試しに吸音材を全て取り除くと中高域が伸びやかになり解像度が上がるが、低域の量感とダンピングが激減する。
吸音材交換後はほとんど匂いがしなくなり、大成功と言える。




・ネットワークの基盤のネジが固着しているので、片方しか外せなかった


・因みにSONY SS-G3は密閉型にも関わらず、吸音材はほとんど入っていない

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古いスピーカーの外装メンテナンス方法

・当方がメンテナンスに使用している商品

古いスピーカーの外装メンテナンス方法

1.固く絞った雑巾等で水拭き後、無水エタノールを使用して、キャビネットの汚れを落とす。
用途は精密機器の洗浄とされるが、日常の掃除の際にも利用している無くてはならない存在。
樹脂やコーティング上に付着したヤニ汚れ位なら、無水エタノールでも落とせる。
ちなみに無水エタノールに消毒効果は無い。
※パーティクルボードやMDFに使用する場合は、保存状態によっては経年劣化により拭き取り時に素材が瓦解する可能性があるので注意。

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2.樹脂素材をクレポリメイトでコーティングする。
経年劣化し色褪せた樹脂に艶を与え、白化を防ぐ。
ARMORALL(アーマオール) でも可。
※空拭きしないとムラになる場合がある。

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3.スピーカーカバーを洗浄する。
洗濯用洗剤を使用して積年の汚れを落とせば、驚く程に綺麗になる。
フレームやカバーの材質によって洗浄方法を変える必要がある。
※フレームが木材の場合は、吸水させ過ぎると変形する。

4.スピーカーユニットを外して、錆びを取り除き錆び止めを塗る。
KURE 5-56を塗布しながら、金属部表面上の錆を研磨して除去する。
同時に錆び止め効果も持つ。
錆の根が深い場合は、完全に錆を取り除くことは困難。
※メッキされている場合やヘアライン加工されている場合は要注意。

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5.スピーカーユニットの取り付けネジを洗浄する。
台所洗剤を使用して、漬け置き洗いをする。
但し、錆を落とすことはできないので、錆を落としたい場合はKURE 5-56やピカールケアーを使用して研磨する。

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6.スピーカーターミナルにコンタクトスプレーを塗布する。
KURE コンタクトスプレーはゴム、プラスティックに影響を与えないと記載されているので使用している。
簡単に言うと接点復活材。
※大量に吹き掛けない、過剰な溶剤を綿棒等で拭き取ること。

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全部やると全体の印象がかなり変わりますので、より古いスピーカーに愛着が持てると思います。
当方は古いアンプやレコードプレーヤーも同じ要領で外装のメンテナンスをしています。
参考になれば幸いです。

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TaKeT BATPRO2(バージョンアップ品)購入


TRIO LS-202の音色やバランスを変えること無く、音質を現代スピーカーに近付けてみたい。
そこで弱点となるツィーターの補強を図るべく、TaKeT BATPRO2を購入した。

取扱説明書を読むと購入したTaKeT BATPRO2はバージョンアップ品の模様。
※現行品は全てバージョンアップ品となるらしい。
25khz以下を出来る限り減衰させ、通常版に比べ下記を改善させて音質をアップしている。
・高域の伸び
・音の腰
・透明感

TaKeT BATPRO2(バージョンアップ品)のレビューは以下のとおり
高電子圧電ハイル型のスーパーツィーター
※50dB,70dB,80dB,90dB,100dB/8Ω 5段階選択式
再生周波数帯域:18kHz〜150kHz以上
※マイクの性能限界により150kHz以上は測定不能

全域を通じて音素の粒立ちが良くなり、サウンドステージの見晴らしが向上するのと同時に奥行き感が生まれる。
聴こえない音の微粒子を吹き掛けた結果、可聴帯で埋もれていた音が顔を出した感じ。
その為、音の立ち上がり、高域の余韻やボーカルの密度、低域のキレが改善した様に感じられる。
指向性がやや強いのでセッティングが重要。
サブウーファーを追加した際の比では無いが、音像が僅かに上へ引っ張られる。
TaKeT BATPRO2のみ直列に繋いで音量を上げると微かに音が鳴っているのが聴こえる。

ちなみにFOSTEX G1302に繋いでもほとんど変化を感じ無い。
厳密に言うと目を凝らさないと見えないものを見えたと書く気にはならなかった。
20代の頃ならば、目を凝らさずとも見えたかも知れないが。。

パルプコーンツィーターを搭載しているヴィンテージスピーカーやフルレンジスピーカーと繋ぐと効果的が大きい。
元のスピーカーの音色やバランスを極力変化させない所が利点なので、安心して使える。


※追記
FOSTEX G1302は、高域の余韻や低域のキレに元々優れているスピーカーの為、TRIO LS-202ほど「おっ!!」と云う変化が見えないけれど、音素の粒立ちは劇的に良くなる。
このTaKeT BATPRO2最大の利点。
近時は音のざらつきや粒立ちの良さを古いパルプコーンのスピーカーに見出していたが、古いスピーカーの音質向上の為に購入したスーパーツィーターが思いがけずFOSTEX G1302の僅かに足りない部分を補ってくれた感がある。

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手持ちヴィンテージスピーカーと手持ちアンプとの相性(メモ)
・Pioneer S-X4G
メタルドーム型ツィーターの音色が極めて支配的で、特段アンプを選ばない。
古さを感じ無い、明るくさわやかでしなやかな歯切れの良い鳴り。

・DIATONE DS-15B
高域が硬くてシャンシャン鳴るので、高域に繊細さと柔らかさを持つPioneer M-22/ROTEL RC-1070が最も相性が良い。
硬質な音色を持つアンプは避けたいスピーカー。

・SONY SS-G3
このスピーカーはボーカル帯の音が太く艶を持つ反面ややもやつくので、すっきりとした音色のROTEL RB-1080/ROTEL RC-1070が最も上手く鳴る。
密閉型である点からも低域が力強く締まりのあるROTEL RB-1080が適任。
逆に中域に同様のもやつきを持つSANSUI AU-D907Fを合わせると過剰にもやもやする。

・TRIO LS-202
DIATONE DS-15B程は高域に硬さは無いが、こちらもシャンシャン鳴る方なので、Pioneer M-22/ROTEL RC-1070と組み合わせるのが良い。
高域に柔らかさが出て、乾き過ぎた音色にA級アンプの艶が乗って、しっとりする。
僅かにガチャガチャ煩雑に感じられる面も幾らかは抑えられる。

古いオーディオ機器は、癖が強い分だけ明確な魅力が存在していて楽しかった。

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TRIO LS-202入手


次は30cmウーファー搭載のヴィンテージスピーカーを購入しようとしていたが、嫁からSONY SS-G3の重低音が響き過ぎるとクレームが入ったので、30cmを諦めて25cmウーファー搭載のTRIO LS-202を入手してみた。

TRIO LS-202のレビューは以下の通り

1979年に発売されたバスレフ型3wayでALLパルプコーンの名機。
TRIO LS-303(KENWOOD LS-809)、LS-505(KENWOOD LS-990)の系譜から後のTRIO LS-800、LS-1000(KENWOOD LS-1800)の系譜へ移行する間に送り出された戦略モデル。
線は細めだが、全域を通じて明るく乾いた音色で抜けが良く、ボーカルが前に出て鳴りっぷりも良好。
年代の割りには、附帯音が少なくサウンドステージの見通しも良い。
高域は少し硬質でシャンシャン鳴るものの控えめな方。
中域はスムーズで透明感もあるが、SONY SS-G3に比べてボーカルの肉付きや艶がやや薄めに感じられる。
低域は重みに欠けるものの拡がり過ぎることもなく、量感、キレともに良好。
このスピーカーは極めて音場感と音像感のバランス、ユニット同士のつながりに優れており、一聴すれば評判の良さを理解できると思う。
ニアで聴いてもスピーカーの存在を忘れさせる。

ボーカルに線の太さや艶と湿り気、低域に歯切れと重みを求めるならSONY SS-G3の方が向くが、トータルバランスはTRIO LS-202が上と感じる。
SONY SS-G3が国産から半歩欧州寄りの音色付けだとするなら、TRIO LS-202は国産から半歩米国寄りの音色だと云えるだろう。
SONY SS-G3やTRIO LS-202を聴くと、音楽を楽しむのに果たしてこれ以上が必要なのかという気にさせられてしまう。
古いスピーカーだけどそれ位の実力は持っている。

SONY SS-Gシリーズの下位モデルとTRIOがTRIO(国内向け)とKENWOOD(海外向け)の2つのブランドを使い分けていた頃のスピーカーは、ヴィンテージスピーカーの中でも値段が手頃な割りに性能が良く音も良いので、古き良き時代の製品として個人的におすすめ。

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