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SONY CDP-338ESD、VICTOR XL-Z711、KENWOOD DP-8010、KENWOOD DP-7010の音色の特徴と比較


1年程前からMARANTZ SA-15S2をCDプレーヤーとしては使わずに外部DACとして使用していたけれども、古いマルチビットDACを搭載したCDプレーヤーをトランスポートにしたら、太くて濃い音色を付与できそうな気がして、結局1988年モデルを4機種5台購入した。

折角なので、比較してみる。
※約30年前に発売されたCDプレーヤーなので、経年劣化の個体差があるだろうから飽くまで参考までに。

【主な特徴】
SONY CDP-338ESD
・暖色
・明るく楽しい音
・vivid
・ボーカルが前に出る
・音のグラデーションが綺麗
・音の伸びやかさ、滑らかさに勝る
・低域のキレ、量感有り

VICTOR XL-Z711
・暖色
・やや生真面目
・vividかつクリア
・ボーカル帯濃厚
・響きに優れる
・低域のキレ、量感有り

KENWOOD DP-8010
・中庸
・クリア
・他よりボーカルに距離を感じる
・サウンドステージの見通しが良い
・やや硬質
・低域のキレ有り、但し量感に劣る

KENWOOD DP-7010
・暖色
・明るく楽しい音
・vividでメタリック
・ボーカルが前に出る
・低域をブーストした感有り
・他より僅かに解像度が低く音が軽い

上記はいずれもMARANTZ SA-15S2に比べると透明感、解像度、静寂感、空間表現、前後の奥行き感、左右への音の拡がりに劣るが、一方で音の太さや厚み、vividさに勝るし、ボーカルがより有機的で低域にパンチがある。
但し、年代の差による目指す音のベクトルが違い過ぎるので、本来比べるべきでは無いと思う。

購入した1988年発売の4機種の中では、一般的にはVICTOR XL-Z711もしくはSONY CDP-338ESDが高音質と云えるだろう。
真面目な一面が見え隠れする音色だが、ボーカルの濃厚さと高域の響きの良さでVICTOR XL-Z711、低域の押し出しの良さとグラデーションの美しさ、伸びやかさでSONY CDP-338ESDかな。

個人的には他より音が軽いが、KENWOOD DP-7010の音色が自分が普段聴いているジャンルに合っていて好き。
思わず2台も購入したくらいに。
KENWOOD DP-7010を買わなかったら、この年代ばかり4機種5台も購入していなかっただろうし。
なぜかこの音色を聴くとFernandesのエレキギターにBOSSのMetal Zone MT-2を繋いで、PARKの25Wのギターアンプで鳴らしていた10代の頃を思い出すんだよなぁ。

DACは未だ様子見なので、しばらくこれで遊んでみたい。
それから、これらの古いCDプレーヤーには、TRIO LS-202やSONY SS-G3より色付けが少なく高解像なFOSTEX G1302の方が相性が良かった。
例えば、VICTOR XL-Z711にTRIO LS-202を合わせると色彩が鮮やかで濃度の高い音色になるけれども、どうも自分には濃過ぎる。

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SONY CDP-338ESD購入


1988年発売のCDプレーヤーを続けて3モデル4台購入したが、やはり同年発売のSONYの傑作も聴いておきたくて、SONY CDP-338ESDを購入した。

SONY CDP-338ESDのレビューは以下のとおり。
音色のベクトルがKENWOOD DP-7010に非常に似通っている。
重心の下がりきらなかったKENWOOD DP-7010に重みを付加して、細部をブラッシュアップした感じ。
解像度、響き、滑らかさ、静けさが向上しているし、音素の厚みや密度も増している。
その上で、vividな音色で明るく聴いていて楽しい点は変わらない。

自分が古いCDプレーヤーに求めていた色彩の濃さと音の厚み、幾分の爽やかさがKENWOOD DP-7010やSONY CDP-338ESDの音色には存在している。

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VICTOR XL-Z711購入


若い頃は色付けの少ない音色を求めていたにもかかわらず、歳を取ったからか太く色付けの濃い音色を欲し始めた。
そして、先日購入したKENWOOD DP-7010とKENWOOD DP-8010に引き続いて、今度はVICTOR XL-Z711を購入。
VICTOR XL-Z711は、ビクターのお家芸K2インターフェースを搭載した1988年発売の名機。

VICTOR XL-Z711の音質は以下のとおり。
程良く艶が乗り、潤いが有り、音が太く暖色の美音。
vividかつクリアな稀有な音色。
一方で、どこか着色を意識させない素朴さ、自然さがある。
低域に重みと量感が有り、重心が低くどっしりとしていて地に足が着いた落ち着きを感じる。
ボーカル帯が極めて緻密かつ非常に濃厚で、音像が前に出てくる。
前後の奥行き感も良好で、背後の細かい音素が潰れない解像力を持っている。
高域は繊細で透明感が有り伸びやか、特に響きの再現性に優れる。
DACが16ビット+2ビット(ディスクリート)の29年前に発売されたCDプレーヤーからこんな次元の違う高品位な音色が出てくることに驚くばかり。
音色が大きく異なるけれど、KENWOOD DP-8010とは格が違うと言える。

ちなみに、MARANTZ SA-15S2をDACにしてデジタルアウトで接続してもアナログ出力の際とほとんど音色が変わらなかった。

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KENWOOD DP-8010購入


KENWOOD DP-7010の音色が好みに合致したので、上級モデルのKENWOOD DP-8010も購入した。

KENWOOD DP-8010とDP-7010の比較レビューは以下のとおり。
KENWOOD DP-7010に比べると音素が硬くなり透明感と解像度が向上する一方で、音色の温度感が下がった為、クールな印象を受ける。
特に低域の力感や解像度は段違い。
KENWOOD DP-7010よりもメリハリを抑えた正確な音色だが、KENWOOD DP-7010の着色されたvividな音色の持つ聴いていて楽しい感じは減退する。
いずれもバーブラウンのPCM58P使用だけど、違いは大きい。
細かい音も潰れないし、粗さが取れて緻密で濃度も高く響きも綺麗で、前後の奥行き感や左右への音の拡がりも良好。
自分が知っている色付けの濃い古いマルチビットのDACの音では無い。
おかげで、かつて所持したSONY CDP-333ESJを聴いて得た古いCDプレーヤーに対する見識を改めることになった。

当時は色付けの少ない音色が受けなかった様で、同様にクリアな音色を持つ後継機DP-8020を最後にKENWOODのDP-8000番台は幕を下ろす。
なお、このモデルは音飛びしやすいので調整が必須。

それからMARANTZ SA-15S2をDACにして接続するとKENWOOD DP-7010の時よりも帯域のバランスが良く違和感が少なくなる。
この場合もトランスポート側のKENWOOD DP-8010の音色が支配的。

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KENWOOD DP-7010購入


サブシステムにTRIO LS-202とSONY SS-G3を導入して、自分のオーディオはすっかり安定してしまったけれども、もう少し太くかつ濃い音が聴きたくなって、古いCDプレーヤーを購入した。

購入したKENWOOD DP-7010は1988年秋頃に発売されたCDプレーヤー。
KENWOODの誇る名機の1つ。
軽快で明るくスピード感を伴った暖色の音色。
線が太めで、低域に量感が有り力感も持つ。
高域にきつさが無く、エッジは丸みを帯びていて、音素の細部が潰れ気味。
音場表現は苦手だが、ボーカルが力強く前に出て、十分なメリハリがあるので、ロックやポップスに最適。
艶や色付けが濃い。
音素はやや軽い。
現在の音とは異なる古いマルチビットDACらしいvividな音色。
CDプレーヤーの絶頂期(1987〜1989年)に発売されただけあって、よく練られた楽しい音。

もやもや系のCDPは、SONY CDP-333ESJ、DENON DCD-1500AE、DVD-3930を所持したことがあったけど、KENWOOD DP-7010が最も好みに合う。

なお、MARANTZ SA-15S2をDACにして、デジタルアウトで繋ぐとキャラクターを維持したまま低域の力感が増し、左右方向への音素の拡がりが大きく改善し、僅かに繊細さが向上する。

完動・美品でも市場価格が極めて低いので、経年劣化における音質のばらつきを調べるべく2台買ってしまった。

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