ヴィンテージオーディオの実力 | ピュアオーディオスピーカー試聴レビュー

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ヴィンテージオーディオの実力


全分解、再整備済みのSANSUI AU-D907Fを購入して、自作フルレンジスピーカーと組み合わせて使っていたけれど、メインのFOSTEX G1302とMARANTZ SA-15S2に合わせてみたら、AB級にA級を混ぜた様な出色を持ち、ディストーションやオーバードライブの効いたエレキギターの粒立ちや粘りを上手く再現するので、ロックを聴く際は好んでメインシステムに組み込んで使用するようになった。

劣化部品を廃して新品もしくは代替品に交換しているので、完全オリジナルとは異なるけれど、とても自分がよちよち歩きをしていた頃に発売されたオーディオ製品とは思えないな。

現代のプリメインアンプに総合力で負けても、局地戦では勝負できるものを持っている。

歯切れの良いFOSTEX G1302から粘りのある暖色の音色を引き出すのだから、相当癖の強いプリメインアンプには違いないけれど。

SANSUIの907でこれだけの実力を備えているのだから、当時のハイエンドは言わずもがなであろう。

| オーディオ雑感 | comments(4) | trackbacks(0) |
コメント
山水の907の話題、たいへん興味深く読ませていただきました。
自分自身は所有したことはありませんが、ジャズ喫茶がまだまだ元気のあった70年代末に、各店がマッキントッシュやJBLのアンプで大型スピーカーを鳴らしていた頃、神田駿河台下のとある店で山水907とJBLのブックシェルフ型スピーカが絶妙のバランスで濃厚な音を出していてびっくりした事がありました。
今回の記事に触れて、自分も欲しくなりました(^_^)。
| htsh-K |
htsh-Kさん

こんにちは。

SANSUIがかつてJBLの国内総代理店だったからか、SANSUIのアンプとJBLのスピーカーは非常に相性が良いですよね。

古いSASNUIのアンプの特徴は、強靭な電源部と練り上げられた音色にあると思っているのですが、SANSUI AU-D907Fを所有してみて、「アンプはサンスイ」と言われた時代があったことに納得してしましました。

当時はMcintoshやKRELLにも通じる聴き応えのある濃厚で心地良い音色を国内メーカーでも出せていたんですね。

クリアで色付けの無い透明感のある音色を求めるなら現代のアンプとなるのでしょうけれど、色の付いた濃厚な音色を求めるなら、オーバーホール済みの古い山水ほどの手頃な価格で購入出来るアンプは他に無いと思っています。

htsh-Kさんのアキュフェーズと比べると解像度に不足が出るかと思いますけれど、個人的にはPhono入力の評価も高いSANSUI AU-D907F EXTRA〜AU-D907X DECADEまでのオーバーホール済みのプリメインアンプを是非手に入れて貰いたいですね。

いつ壊れてもおかしくないヴィンテージオーディオ機器は、良さの解る方に長く大切に使ってもらうのが一番だと思うから。
| audioman |
整備されたD907F系は音香の濃さが魅力ですね。

僕はD907F Extra x3台、D907F x1台で、他には
D907X DecadeとLuxmanのAB級と管球式を使って
います。アンプより整備調整用の計測器群や保
守パーツに費用が掛かってしまいましたw

F以前の907は強烈な音作りで、スピーカーとの
相性が激しかったですが、F以降は比較的抑え
気味の音作りになり、現代のスピーカでも鳴ら
せますね。解像度や定位やキレではなく音楽を
鳴らす機械として907Fには魅力が有ります。

907F・907Gまでが140V高圧系でA級FF補正+AB級、
907X以降はバランスアンプとなり低圧系FF無し。
回路図を読めば907F・907Gまでが贅沢な構成で、
メイン部はもとよりEQ部も直結DCアンプです。

この907Fは回路定数の若干の変更と電解コンデ
ンサ種類交換で、かなり個性を変えられます。
僕のメインスピーカーであるRogers PM510(LS5
/8)やサブの同Studio5を鳴らす為に、半年以上
掛けてチューニングしました。音楽の量感と繊
細さと艶を増し、低音のキレを犠牲にしました。

僕の半分にも満たない生涯の907Fですが、じっ
くり手を加えてあげれば、今ではもう手に入ら
ない濃い音香を持つSANSUI黄金時代のアンプと
して、まだまだ音楽を楽しませてくれますね。

機会が有れば、良質のヴィンテージスピーカー
と組み合わせて聴いてみて下さい。JBLなら軽量
コーンと強力磁石の高効率時代(D130系や4311系)、
BBCモニターならLS5/6・LS5/8・LS5/9系やハーベ
スのコンパクト以前あるいはStudio5・・等々。

良く鳴るジャンルは限られるかも知れませんが、
個性あるモノ同士の組み合わせは、時として深い
感銘をもたらしてくれる音楽を奏でますね・・・

人生でそんな貴重な体験をする為の良き導き手と
して、このブログが続いていく事を期待していま
す。有難うございました。
| 寂夜 |
寂夜さん

はじめまして。
AU-D907F系を複数台所有する気持ちはよく理解できます。
私も2台所有していますが、音香の濃さが有って、コクが有るのに、高域がしなやかで、品位を伴った爽やかさすら感じる所に魅力を感じています。
低域の量感も有り、ボーカル帯の濃度も高く、今となっては得難い音色ですよね。

回路の事は詳しくないのですが、このしなやかな高域は強力な電源部による可聴帯外まで低歪みな事が要因なんだろうと考えています。

ちなみにAU-D907X Decadeも購入対象でしたが、オーバーホール済みのAU-D907Fを譲ってくれた方が、907シリーズの中で聴覚上最も音が良いのがAU-D907Fだと仰ったので、他の907には手を出さずに現在に至ります。

ご使用されているRogers PM510(5/8)やStudio5はなかなかお目にかかれない凄く魅力的なスピーカーですね。
グレードが随分異なりますが、以前、Harbeth HLCompact(初代)を購入しようか迷っていたのを思い出しました。

SANSUI AU-D907Fを購入してからは、古いオーディオ機器にしか興味が無くなってしまったのですが、今はこっちの方が面白いです。
アンプの修理は難しいので敬遠していますけれど、CDプレーヤーやスピーカーを自分で修理したりメンテナンスしながら、良い状態を保ちつつ遊んでいます。
個性の有るモノ同士を組み合わせた方が、自分の狙いを実現し易いかも知れませんね。
くどくならない様に最近の機器を入れても良いですし。

また色々教えて下さいね。
| audioman |
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